Little Happy
先の見えない将来におののきながらフリーターお父ちゃんしてます。
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あみぼう

Author:あみぼう
わしはあみぼう34才、日本のお父さんの端くれです。
我が家のトトロの親子たち
妻:あっぴっぴっ(おたまとしゃもじと割烹着がよく似合う)
長女:水希(読書と水泳が好きな四年生)
次女:真弓(紫色の一年生)



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生死のラビリンス。
青森の雪ん子あっぴっぴっと出会うずっと前に、あみぼう少年は青森で死と直面したことがある。
高校を卒業した春の出来事やった。

春とは言え、本州最北端の青森は積雪充分。
若かれしころのあみぼう少年は、大した目的も知識もなく、そんな青森へ軽装で赴いた。

青春18きっぷで鈍行を乗り継ぎ、青森で終電がなくなった。
行き当たりばったりは今も昔も相変わらず。

まあ翌朝まで駅の待合室で過ごそうと試みると、非情にも駅員さんから締め出しの憂き目に合う。
外は一面銀景色。

当時は24時間営業のネットカフェもカラオケもない。
そもそもビジネスホテルに泊まるようなお足もない。

体験したことないような青森の凍てつく冷気の漆黒に放り出され、地面の雪は靴から浸透し、足の感覚を失いながら彷徨する青二才。
街は軒並み戸を閉じている。

シャレにならん瀬戸際に本気で死を覚悟。
お父さんお母さん、今まで育ててくれてありがとう。

これから僕はここで凍死するけど、冷凍された死顔は美しいままですよ。
お家に残していった越冬中のクワガタ君たちをどうかよろしく…

教会でパトラッシュと抱き合いながら天使に迎えられる自分の姿を折り重ねる絶望の中、一筋の光があみぼうをいざなった。
虚ろな意識で光の筋を追い、たどり着いた先は電話ボックス。

ケータイの普及率の低かった当時は、まだ至る所に電話ボックスが存在していた。
死の淵から一転、この中で朝を迎えることを決心。

とは言え電話ボックスの中はすきま風だらけ。
足元から容赦なく冷気が襲いかかってくる。

それでもどうにか死を免れることができたのは、クリアが未遂やったドラクエⅥへの執念。
もう一度帰還してレベル99まで鍛え上げるんや。

数時間の間何もすることなく、ただ寒さに耐え続け、膝を抱えたままひたすら朝を待った。
この出来事はあみぼうの人生にとって、最も長い夜となった。

後年あっぴっぴっにこの惨事を聞かせると、「青森の駅前で凍死する人なんて聞いたことないから、人間意外と大丈夫なんだよ。」(まるで他人事)
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